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【出展のお知らせ】2022.9/1〜9/11 企画グループ展「猫町文庫vol.3」@ギャラリー猫町

企画グループ展「猫町文庫vol.3」


アーティストがお薦めの文庫本を選び、その本にちなんだ作品を制作、展示。

猫のアートと文庫本の出会いの妙あり、意外な組み合わせもあり、大好評企画の第三弾です。


今回も千駄木往来堂書店さんにご協力いただき、

選書された文庫本も会場にて展示販売いたします(絶版の文庫以外)

























■日程

2022年9月1日(木)~9月11日(日)

休廊:9/5〜9/7

開廊日時:木・金・土・日曜日 11:00~18:00


■場所

ギャラリー猫町 〈東京都台東区谷中2-6-24

・地下鉄「千駄木」駅より徒歩約6分

・JR山手線日暮里駅下車徒歩10分


 

【出展作家】50音順敬称略

飯坂真紀,岩渕俊彦,おおやぎえいこ,小澤康麿,春日 粧,桐山 暁,小泉さよ,琴坂映理,小紅,西藤 燦,斉藤周子,櫻井魔己子,樹乃かに,松風直美,高橋理佐,ぬくふく*momoCa,服部京子,平林義教・利依子,古本選堂,松本浩子,marugo,村上志保,山口真理子


*会期中作家の在廊予定はございません



●混雑を避けるため、9/1〜9/4の4日間、作品のご購入はお申込み(ご希望が重なった場合は抽選)制になります。

先着順の販売、即日お持ち帰りは承れません(文庫本、グッズを除く)。ゆっくり作品をご鑑賞ください。


ギャラリー猫町さんのホームページはこちら



 

『わたし、お庭をぬすんだの』





わたしが選んだ一冊は

フランシス・ホジソン・バーネット 作

畔柳 和代 訳

「秘密の花園」(新潮文庫)



子供の頃、放送されていたアニメをビデオテープが擦り切れるほど見て

(実際、擦り切れてガガガガっと画面が見えなくなりながらも見ていました)

原作は大人になってから読みました。



原作ではメアリの子供らしさ、純粋さ、感情表現が瑞々しく感じられ

子供の頃想像していたお話のイメージと相まって、深く感動しました。



絵にしたのは

メアリがディコンに初めて出会って、お庭の秘密を共有する瞬間です。


誰一人お友達のいなかったメアリが、ディコンとお友達になり

男の子のことはよく知らないけれど、秘密は守れる?

と、鍵のかかったお庭のことを共有します。


わたしが大好きな場面です。



大人になってから気が付くことは沢山あるのですが

メアリが出会うマーサやディコンは、

愛情を教えてくれて、人として変わるきっかけを与えてくれた人たち。


そしてコリンは、

過去のメアリのような存在なんですよね。


少女の変化をきっかけに

お屋敷全体が変わっていくような

あたたかいお話は何度読んでも感動します。



今回も1点だけの出展ですが

もしお話を好きな方がいたら

本のお話や、好きな場面のお話をしてみたいです。



猫町さんは本当に素敵なところにあるギャラリーで

いつも階段をあがる時に、物語の世界に入っていくような特別な気持ちになる場所です。


石でできた階段を登り、

お屋敷の前のグリーンいっぱいのスペースで深呼吸して、

扉をあける瞬間が大好き。


わたしが伺う時は

いつも石段のところに蝶々が飛んでいます。


ギャラリーでゆっくりした時間を過ごしていただけたら嬉しいですし

お越しいただければ嬉しいです。


山口 真理子












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