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第41回 ジャパン・サクソフォーン・フェスティバルを振り返って

去る2025年 3/1(土)・3/2(日)の2日間

小金井宮地楽器ホールで「第41回 ジャパン・サクソフォーン・フェスティバル」が開催されました。


国内外で活躍する日本のサクソフォーンのプレーヤーたち、音楽大学・専門学校、そしてアマチュアプレーヤーまでが集まり、朝から晩まで20を超えるコンサートが開催される二日間です。


次回開催は3年後2028年の予定です。


サクソフォーン協会、関係者のみなさまにとっては馴染みのあるフェスティバルですが

一般の方で知る人は、そこまで多くないかもしれません。


私は実行委員長の加藤里志さんとのご縁があり、

このフェスティバルを知るきっかけとなりました。


そして、素晴らしい演奏の数々に感動し、微力ながら、私のまわりの方にお伝えしたいとこの記事を書いています。


SNSでも、演奏家の方のコンサート情報をリツイートしていきます。

情報をみかけることがありましたら、ぜひ足を運んでみてください。


日常の生活から一瞬、音の別世界へ。

豊かな時間を過ごせることとなると思います。




お世話になった演奏家の皆様のホームページなど下記にまとめます。

(※徐々に追加していっています)


実行委員長・加藤里志さん

いつも素晴らしい機会を与えてくださる、私にとっては恩人のような存在。


副実行委員長・本堂誠さん

穏やかなお人柄と、ものすごい演奏に驚きでした。


由井平太さん

制作にあたり、多大なるサポートをしていただきました。


作曲家・Babi(バビ)さん

0歳からのファミリーコンサートを作り上げられたBabiさん。

エッグシェイカーをふりまわし「てきーら!」とみんなで叫んだコンサートが忘れられません。



「note」からの抜粋も含めてアップデートした内容を記載します。



私はメインビジュアルのイラストをはじめ、プログラムデザイン、メインチラシ、特別公演のファミリーコンサートのチラシを担当しました。


キービジュアルのテーマは

「親しみやすさ」「日本」「継承と広がり」


最初の打ち合わせは2024年の5月。

日々密なやりとりがあり、10ヶ月の時を経てコンサートが出来上がりました。



今回のキービジュアルにイラストが使用されたのは、

普段サクソフォーンと関わりの無い一般の方にも親しみを持ってもらえるよう開かれたイベントであると伝えるためです。


絵の中に並んでいるプレーヤーたちも、プロの演奏家、アマチュア演奏家、子供から大人までが(なんなら、どうぶつたちも)未来にむかって行進していき、その楽しい音色に導かれるように街の人たちも集まってくるイメージで描きました。

イラストの方向も右向きにして、次のページへとめくってもらいやすいように工夫しています。


一方でサクソフォーンの玄人が見ても、ささるもの。今回はまた一味違うと納得させられるものであってほしい。


そこで、イラストのタッチはシンプルで万人受けしやすい、やさしいもので、表紙は一般的に見て、かわいらしくワクワクするものだけれど、

裏表紙になると、サクソフォーンを演奏する方なら必ず知っている偉人たちや、実際の出演者を描くことで

演奏家自身や、そのファンの皆様にも楽しんでいただけるように考えました。


サクソフォーンを演奏する偉人たち、ビジュアルの中から探し出せるでしょうか?



イラストの背景に描かれているのは、向かって右側(表紙)は日本。(宮地楽器ホールも描きました)



向かって左(裏表紙)は、ベルギーにあるディナンという街がモデルです。

断崖絶壁とサックスのオブジェがある景観が特徴で、ここは「サックスの街」と言われる程、クラシックサックスに触れている方なら誰でもわかる場所なのだとか。先に紹介したアドルフ・サックスも、このディナンで生まれました。


サックスのオブジェは、現地でも様々なアートが描かれていますが今回はプログラムのデザインを、

ひとつひとつのサックスアートにあてました。


やまぐちまりこ個展「音がきこえる」にも

このプログラムを持っていっておりますので、ぜひお手にとってデザインを確かめていただければ嬉しいです。



ディナンという街から伝わってきたサクソフォーンの文化が日本へと広がって、

プロもアマチュアもみんなで未来に向かって歩んでいくようなそんな思いをこめました。


実際に日本の演奏家の皆様は、世界トップレベル。

サックス大国日本、という呼ばれ方もあるほど。



フェスティバルできいた「あの曲」「あの方」がきっかけで、

またSNSで知ったものが、新たなコンサートへ行くきっかけとなれば嬉しいです。


この経験を作品にも活かしていきたいと思いますので

今後もぜひ、ご注目いただければ幸いです。



やまぐちまりこ




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