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憧れの人

本の校正者の牟田都子さんのツイートにこんな言葉がありました。


"20代にエッセイを好んで読んでいたのは、無意識に「こんな大人になりたいな」と思える人を探していたのかもしれない。” 一部引用 元の記事:牟田都子さんtwitter


私は大人になってから

特に30代半ばを過ぎてから無意識にエッセイを読むことが増えていました。


このtweetを見た時に、あ、私もまさにこれだったのだなと気がついたんです。



最近一番印象に残っているのは、韓国・釜山ご出身のふたりの女性のエッセイ。




「女ふたり、暮らしています。」

著:キム・ハナ ファン・ソヌ


家族って、なんだろう。

自分らしい生き方って、なんだろう。

心地よい暮らし方って?


常識の刷り込みでなく、自分が本当にしたい生き方や

今の時代だからこそ、可能になった選択肢を

海を挟んだ、隣の国のお二人から教わりました。



帯にある「シングルでも結婚でもない、女2猫4の愉快な生活」という言葉に

奇を衒った内容のように思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その逆。


キム・ハナさんとファン・ソヌさん、それぞれの視点を通して見つめた日常が

とても丁寧に観察され、言語化されています。


「誰か」と暮らす、すべての人の共感を得る内容であることと共に

暮らしを通して家族や自分を見つめるきっかけになる一冊だと感じています。



すっかり、このおふたりのファンになってしまった私ですが、

本を読み返すたびに、日常のささやかな幸せに

胸がキュっとするんです。


同じマンションに住む友人たちとの飲み会、

お友達がつくってくれた、素敵な家具、

いっしょにマンションを購入した感動と同居人との違い。


どれも素敵だけれど


でも日常って、

いいことだけでなくて


大量の洋服に崩壊する部屋だったり

料理上手だけど、片付けのできない同居人だったり

えいや!と組んだローンかもしれない。



「車一台、ソファ一つ、靴一足に

あなたはいくらまで出せますか?」




やまぐちまりこ

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