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3月9日(木)古い商店街で

午前中クリーニング屋さん、銀行、スーパーへの買い出しなど

家の用事を済ませた。


わたしが住む街は、

築60年は裕に越えるであろう木造住宅や、

昔からそこに住んでいる人たちが今も静かに暮らしているエリア。


その一軒にいつも電気がついていなくて

このお店は営業しているのかしら?

という文房具やさんがある。


今朝、そのお店の前を通りかかると

入口のガラスがはめこまれた木の引き戸越しに

70代くらいの男性が見えた。


「おっ」と思ってみると、

入口の商品棚の上に

小さな花瓶と、お花を飾っていらした。


店の中をよくよくみると

大変古めかしい木の棚には

ざっと20種類くらいの帳票関係の商品が

背表紙をピシっと揃えた状態で、どれも決まった数だけ、きちんと陳列されてあるのが見えて

バリバリ現役のお店であることがわかった。


きっと、いつも暗いのは

節電しているからなのかもしれない。

そう思ったら、今まで随分失礼なことを考えてしまったと恥しかった。



 


そして昨日参列した卒業式での

ある先生の言葉が重なった。


クリエイティブな仕事についた時、壁にぶつかることがある。

それは「こんなこと、していて良いんだろか」という壁である。

天変地異や、戦争がある中でこう考えた人もいるのではないか。


人が生きていく上で欠かせない農業や漁業や、運輸業、医療、、、

そのほか様々な人が必死で働いてくれている中で

クリエイティブを仕事にするとはどういうことか。


その時に、先生は壇上の花をさしてこうおっしゃいました。


わたしたちの仕事は心を救うお仕事だと思う。


無くても生きていけるけれど

人が「生きていて良かった」と思えるのは感動した瞬間である。


花、写真、絵、音楽、映像、漫画。

そういったものを見た時に、人の心は感動する。


その人の人生と交わった時に「生きていて良かった」と思ってくださるのだと。


だから、人が幸せになるために

私たちの力を使っていきましょう。


 


卒業生にむけてのお話だったけれど、

先輩のクリエイターの方からこんな教えを聞くことができるなんて、幸せでした。


自分を含めてだけれど、自分の話ばかりをきいてほしいなんてちょっと傲慢だなと思います。


誰かの言葉を真剣にきいて自分の中で咀嚼することに

大きな学びと成長があるんだなと。


人生に節目があり、そこで自分自身から得られることを

大切にしたいですね。


今日も良いお天気です。

みなさまが心地よく、過ごせる日でありますように。



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