相違なく、伝えるということ

こんばんは。

久しぶりのブログです。


みなさま、季節の変わり目いかがお過ごしですか?


私はというと、先月から新しく出る本の執筆に集中している毎日です。


描いても描いても、終わりが見えませんが(焦)

形にできるように、毎日がんばっています。


刊行が決まったら、みなさまに胸をはって、お知らせできるようにいたしますね!

えいやっ。



さて、

私はさまざまな「伝える」お仕事をしています。


グラフィックデザイナー

イラストレーター

作家活動

講師業


いずれも、人に伝える仕事です。


デザイナーは何か伝えたいものを代わりに形にしたり

解決策をビジュアル面で提案したり


イラストの仕事は

瞬時に理解やイメージができるように


作家活動でも

自分の感じていることや自分の心の世界を、仕事とは別の軸で、見てくださる方に伝えられるように


講師業では

「ことば」を使って技術を伝えることをしています。




でも実は、こういうことが得意かというと違うんです。


絵を描くのは好きだけど、


形にしようとすると不安になって手が動かなくて、

話しはなかなかまとまらないし、

自分の経験で、語りがち判断しがちで

感情や物事を整理するのに、とても時間がかかるタイプなんです。



ただ、沢山失敗していく中で

自分の経験に基づいたことは

本当に世の中のかけらくらいでしかないこと。


伝え方や、言葉を選ばないと人には伝わらないことを

体験しているなと感じます。



最初に作品を描きはじめた時にこんな言葉をいただいたことがあります。


「あなたがやってることは、自己満足の商売主義で、世の中に誤解を与えかねない作品だ。」


当時から完璧なものでないことは承知だったので

悔しくて悲しかったけど、

返す言葉もありませんでした。


自分にそのつもりは全くなくても

伝える力が不足していると伝わらないんだ。

ということを、痛感した瞬間でした。


そして今も常に、この言葉が頭によぎります。


だから今も沢山、勉強をしています。


この言葉のおかげです。



今日のブログをかいたのは、

わたしのお友達で作家仲間でもある方のブログで


作り手と売り手に大きな意識の違いが起きていて

本当は素晴らしい理念があって、感動的なのに、

現場にその魔法が降りてきていない。


ということが書かれていた記事を読んだことがきっかけでした。



当時自分が言われた言葉を思い出しました。


売り手を介していなくても、意図が伝わっていないという点が

なんとも悲しい。



同時に、私が選んでやっている仕事や活動、講師業は

「相違なく、伝える」

ということを

自分なりにつかもうとしているのかなと

思い当たることになりました。


周りから

「いろんなことしているけれど、本業はなんなの?」

と、思われることもしばしば。


でも今日はそれがやっと言葉にできるな。

となった日でした。



相違なく

というのは、表現の世界では適していないかもしれませんが

「丁寧に」描くことを心がけたいなと思いました。


あとは、作品を売ってくださる方にも

私自身が、しっかり言葉や思いを伝える必要があるんだ。

ということを気付かされました。


仕事でもそうですね。


言葉にすることを、おろそかにしない。




明日は、実は少し緊張するような

でもまさに、しっかり自分の考えを伝えて

相手の言葉を聞く

という打ち合わせが控えています。


落ち着いてお話してこようと思います。



仕事の締め切りに追われる毎日ですが

2019年11月以来、約3年弱ぶりの個展も目の前。


少しでも伝えることが上達していると良いなと思っています。


楽しみにしてくださっている方の言葉に

本当に励まされる毎日です。




山口 真理子